
ミニマリストがなにかわかったけど
物の捨て方が分からない。
捨てて良いものと残す物の区別をつけることができない。
ミニマリストとはただ物を大量に捨てる人ではありません。
捨てるべき物、残した方が良いもの
それを選択していく技術が必要になります。
今からミニマリストになっていきたい、人生を大切なことに使いたい。
そんな方に何を捨てた方が良いのか、なにを残すべきなのか。
ミニマリストの私がその方法をお伝えしていこうと思います。
本記事のテーマ
・ミニマリストになる際に気をつけること ・捨てるべき持ち物6選 ・捨てずに残すべき物
リハビリテーション職作業療法士6年生。
ミニマリストになり、幸せを感じるためには健康が必要と悟る。
健康の基礎、食事・睡眠・運動・心理学を勉強中。
体験し、調べた知識を同じ悩みを持つ人に向けてアウトプット中
ミニマリストになる際に気をつけること
ミニマリストになろうと思っている方で間違ってはいけないことは、
捨てることが目的にならないことです。
ミニマリストになるメリットは前回の記事でお伝えしました。
【ミニマリストとはなにか】ミニマリストのメリット5選
捨てることが目的になってしまうと、
大切なものを捨ててしまったり、
生活に必要なものを捨ててしまったり、
使っていて生活が豊かになる可能性のあるものを捨ててしまうことになりかねません。
一番は何を大事にしたいか考えて捨てることです。
捨てることはそのための手段でしかありません。
捨てたいから捨てるのではなく、
なにか大切なものを得るために捨てる。
捨てることが快楽にならないように、
自分は何をしたいのか、
何を大切にしているのか自問自答しながら捨てることが必要です。
ミニマリストになろうと決めた始めの内は、
思い出を捨ててしまって見返すことが出来ずに後悔してしまったり、
例えば掃除機を捨ててしまって床の掃除に時間がかかってしまったり。
最初は何を捨てて良いのか捨ててはいけないのか迷うかもしれません。
捨てるのには技術が必要です。
技術が身に付かないうちは上手くいかなかったり、
間違ったことをしてしまうこともあるでしょう。
私もそうでした。

しかし技術は練習したら磨かれるもの。
捨て方にも磨きをかけることで、
正しい捨て方を習得することができるようになります。
初めにも言いましたが捨てることが目的になっては幸せにはなれません。
しっかりと時間をかけてミニマリストを目指していきましょう。
捨てるべき物6選
大前提に「要らないけどもったいないな」「使わないけど高いから捨てるのがもったいない」など、
必要ない理由をしっかり考えた上で捨てるようにしましょう。
ミニマリストというのは「なんでも捨てる人」ではなく、
「要らない物を本当に必要なもののために捨てる技術がある人」です。
- 要らないゴミ
- チラシや使わない書類
- 使う予定のない趣味のもの
床やテーブルにあるゴミ
みなさん、
床やテーブルにあるどうみてもゴミとしかならないものを放置していないでしょうか。
まずそこから捨てていきましょう。
なぜなら散らかった場所があると、
そこに物がどんどんと集まってしまうからです。

割れ窓理論という理論をご存知でしょうか。
ブロークン・ウィンドウ理論とも呼ばれていますこの理論、
アメリカの犯罪学者であるジョージ=ケリング氏という方が提唱されました。
割れた窓理論とは、ブロークンウインドウ理論ともいい、小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという環境犯罪学の理論です。
割れた窓を放置していると他の窓も割られやすくなり、割れた窓を放置せずに修理しておけば、次に窓が破られることはない。ゴミだらけのところにはゴミが捨てられやすく、ホコリひとつなくきれいに維持されている場所を汚すのは気が引ける。
引用元:ビジネス心理学_割れ窓理論とは_https://biz-shinri.com/dictionary/broken-windows-theory
勉強机がいつのまにか物置きと化していたり、
床に洗濯物を脱ぎっぱなしにしておくと気づけば服で埋め尽くされていたり、
要らないものをクローゼットにとりあえず放り込むと雪崩れるほどに物が積み上げられていたり。
とりあえず、と置いた物の周りには、
同じようにとりあえず、と物が置かれていってしまうのです。

一つ散らかった場所があるとそこにものを置いてしまう。
それが結果として捨てることができない部屋につながってしまうのです。
いちいち片付けるのは面倒と思うかもしれません。
そんな方は一時的に物を置くスペースを決めておきましょう。
ダンボールや紙袋でいいので一時保存の場所をあらかじめ決めておくのです。
そうすることでたくさんの場所に物が散乱することは防ぐことができますし、
ゴミなどはゴミ箱に捨てることができるようになります。
まずは散らかった場所の捨てやすいゴミから捨てていく。
それが初めの一歩になります。
説明書や書類などの紙類
本棚や押し入れに家電の説明書や保証書、
契約に使用された書類、
チラシなどの紙類も捨てましょう。
こういった物はファイリングなどしますが見返す機会は少なく、
際限なく溜まってしまうからです。
そして保証書などはとっくに期限が過ぎているのにも関わらず、
ずっとしまっておく必要はありません。

ここ数年で買った家電で保証書を使ったものはいくつあるでしょうか。
家電の説明書などはPDF形式でインターネットで見られる物も多いため、
紙の説明書は捨ててしまって構いません。
クーポンがついているチラシをいつか使うかもで残しておいて結局使わなかったり、
いつか読もうかなと思ってフリーペーパーを残しておいたり。
こういったものは所持したそのときに読む・使うといった行動をしないと、
出番が永遠に来ないことがほとんどです。
もちろん大事な書類や使用しているものの説明書はとっておいて構いません。
しかしファイリングをし続けてしまうと本当に使うときに、
「どこにあったかな」と時間を奪われてしまいます。
場所をあまりとらない紙類は、
大量にあると探す手間が増えてしまいます。
紙類は場所こそ取られないかもしれないですが、大事な時間を奪われてしまうのです。
場所よりもずっと大事なあなたの時間を奪われる前に、
紙類の整理整頓を行いましょう。
飽きた趣味のもの
飽きた趣味の物も全て捨ててしまいましょう。
いつかやろうかなと思って置いてある趣味の物、
時間あるのにしない・できないというのは、
もう飽きてやりたくない証拠です。
その物が他の趣味に進む邪魔になっている可能性もありますので、
一刻も早く処分してしまいましょう。
アーティストに憧れて楽器を始めたり、
写真をSNSに上げていこうとカメラを買ったり。
釣りやゴルフなど、
趣味というものはどうしても物がたくさん必要になってきます。
たくさん物があるから捨てろというわけではありません。
たくさん買ってもう飽きている、
使っていない状況であれば捨てましょうということです。
趣味というものにはお金がかかります。
お金をかけた分だけ捨てることに戸惑う気持ちもよく分かります。
私も楽器を始めて楽しくなり始めた頃、
20万円のギターを買いました。
始めの内は楽しくしていたはずが、
飽きてくると「20万円もしたんだから続けなきゃ」という義務感に変わってしまい、
「今日は仕事で疲れているから練習できなくても仕方ない」といったやらない理由を探すようになってしまいました。
そしてなにか新しい趣味を探そうとしても「楽器をしているしな。。。」と、
好きだったはずの趣味が新たな趣味を探す足枷になっていたのです。
今は楽器は全て捨てることでブログ、読書、筋トレ、
といった新たな趣味と出会うことができました。
お金をかけている物はただ捨てるだけでなく売ることもできます。
ただ捨てることに抵抗のある方は、
ぜひそういったサービスを利用して要らなくなった趣味の物を手放してみましょう。
複数所有しているもの
同じ用途で使用できる物を複数所有している場合は、
使っている分のみ残しましょう。
もったいないからといってボールペンなどを、
増やし続けても使う日は訪れません。
場所を圧迫するだけで掃除や所持品の把握に時間がかかってしまう原因にもなりますので捨てましょう。
「もったいない」という気持ちは素晴らしい物です。
しかし一番もったいないのは捨てたいと思っているのにもったいないという気持ちに邪魔をされ、
捨てれずに悩むその時間が一番もったいないです。
複数所有しているものを手放すことで、
「これだけあれば十分。
もったいない思いをしないように必要な分だけ買うようにしよう。」
と気持ちを改めることができるはずです。
着ない洋服類
お気に入りの服以外、ワンシーズン来ていない服は捨てましょう。
1年を通して着ていない服はそれ以降も着ない可能性が非常に高いです。
自身のライフスタイルによって変わっていくものだからです。
2軍の服を着るよりもお気に入りの服を着て出かけた方が気分も上がります。

着るのがもったいないからといってお気に入りの服を着ないでいると、
着る期間がないままに他の服を着たくなってしまうかもしれません。
捨てるのがもったいないからといって、
クローゼットにぎゅうぎゅうに詰め込んだりしてはいないでしょうか。
少し買い物に着ていくにはもったいないからといってヨレヨレの服を着てでかけてはいないでしょうか。
確かに捨てるのは勇気がいることです。
しかしお気に入りの服を着る自分はきっと好きになれるはず。
まだ着れるからといって手放すタイミングを失うと、
「まだ着れるから」という理由で着たくもない物を永遠と着続けることになってしまいます。
一度クローゼットを見直し、お気に入りの物だけで揃えてみましょう。
見返すことのない思い出の品やプレゼント
注意点ですが、思い出の品やプレゼントを捨てるのは他のものが片付いてからにしてください。
なぜならこれらを捨てることはエネルギーを大量に消費するから。
思い出の品は使用用途がない物なのに大事である。
だからこそ捨てる目的を見出すことは特別難しいです。
しかし、思い出の物をどれだけ見返したことがあるでしょうか。
思い出の物は「思い出」だから大事なのです。
貰った物であれば、
くれた人との関係・プレゼントしようと思った気持ちが大事です。
思い出そうとしなければそこに価値はありません。
プレゼントは高価だから便利だから大事なのではなく、
その人がプレゼントしたいと考えそれを受け取った関係性が大事なのです。
貰った物など押し入れ中のどこか分からない所に追いやられていないでしょうか。
そのような物は捨ててしまいましょう。
そして思い返したいものは写真に撮っておく。
付き合っていた方から貰った物、
捨てたいけど使おうと思えば使えるからという理由で残しておく、
これは捨てましょう。
思い出の品は捨てるのは難しいです。
買った物は買い直すことができますし、
メルカリなど売ればお金になる物も多いです。
しかし、思い出の物は買い直すことも売ることもできません。
だからこそ、捨てたくない!という強い思いがあるか考えて、
考えた上で取捨選択をしていきましょう。
捨てずに残す物
私が基準にしているのは使いたいか使いたくないか。
片付けで有名なこんまりさんの言葉を借りるとすれば、
その物を使用することでときめくかときめかないか、です。

使っているから、まだ使えるからといった理由では
ほぼ全てのものがその対象になってしまいます。
同じ服でも着ていてテンションが上がる服と、外が寒いから着る。
といった服はトキメキが違うでしょう。
それは「好きだから着る」ということと、
「必要だから着る」ということで目的が違うからです。
持ち物の多くを必要だから残すのではなく、
好きだから残す。
というふうに選択することができれば、
取捨選択もしやすくなるでしょう。
このバッグは便利だから使う、といった思考ではなく
このバッグは好きだから使う、といったような思考に変えていくことで
無駄なものを買わずに済んだり、本当に好きなものを手元に残すことが出来るでしょう。
まとめ
どうでしたでしょうか。
ミニマリストの基準というのは人それぞれかとは思います。
共通していることは物を手放すことは「手段」に過ぎないということ。
本当に好きなこと、大事な物に焦点を当てるために、
みなさんも部屋の片付けから始めてみてはいかがでしょうか。
参考にした本はこちら
↓kindle版
↓単行本
こちらはジョシュア・ベッカーという方が書いている本なのですが、
ミニマリストとはなんなのか、何を目的にすべきかなど
本人の体験だけでなく、著者の友人などの話も紹介されており
共感できる部分が必ずあると思います。
私の話だけではピンとこないかもしれませんので、一度読んでみてはいかがでしょうか。
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